ハウス食品のロングセラー「バーモントカレー」の影響か、すりおろしリンゴなどをカレーに入れたことのある人は多いようです。
ところが、蜂蜜を入れたことのある人は少ない模様。何故でしょうね?
今回訪れた「Cafe Bee」は、養蜂園による運営。蜂蜜を使ったカレーが食べられます。
甘味の向こうに深いコク
熊本県八代市の岡町、国道3号線沿いにある2階建て。すぐ近所に、運営母体の西岡養蜂園が見えます。
店内は物産館になっており、蜂蜜とその関連製品がズラリ。明るい雰囲気で、商品デザインや陳列などにセンスがうかがえます。
奥がカフェスペース。2階も客席で、こちらには畳敷きの小上がりが設けられています。
メニューを見たところ、軽食はカレーが中心。はちみつプリンやハニーカフェラテなどもあり、すべてに蜂蜜が活用されていると見られます。
私は「はちみつ香味カレー 辛口」を注文しました。
大ぶりの器に入って、カレーが登場。ベーコンを枕にして並べられた、輪切りのゆで玉子が目を引きます。その脇に、水菜などのミニサラダ。
欧風のビーフカレーです。モッタリと重めで、独特の粘り気と、濃厚な旨味が特徴的。マイルドな甘味の向こうに深いコクが感じられ、このあたりに蜂蜜が作用していると思われます。やや遅れて、ホットな辛さが前面に。
ビーフは2センチ角ほどで、スプーンでホロリと崩れる軟らかさ。これにベーコンやゆで玉子を混ぜ合わせると、味わいに変化が生じました。
蜂蜜をストレートに味わえる訳ではありませんが、その分、オトナのカレーに仕上がっていたようです。もっと蜂蜜らしさが欲しい人は、メニューに載っている「お子様はちみつカレー」を試してみましょう。