パッケージの表面に「金曜日はカレーの日!」。
理由は裏面に書いてあります。旧日本海軍の船内では、航海中でも曜日の感覚を失わないよう、金曜日にカレーが食べられていたそうです。
今回試食した「江田島海軍カレー」は、海軍にゆかりの深い広島県江田島市の“ご当地カレー”。全国各地に散見される“海軍系カレー”のひとつでもあります。
コスト抑えつつも満腹に
販売は江田島市のクライムONE。1食200グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、明るい黄土色。重い粘度が特徴的で、モッタリネットリしています。大きさ2~3センチのジャガイモ3個、約2センチのニンジン1個を確認。牛肉と思われる、1~2センチ程度の欠片を4個ほど見付けました。
日本風のビーフカレーです。旨味が強く、ご飯に合います。スパイスの刺激は、中辛より弱め。小麦粉由来の粘度によってボリューム感が増しているところは、中華丼に通じるものを感じます(中華丼では片栗粉ですが)。
牛肉は硬く、歯の弱い人は食べづらいかも。このカレーの“主役”は、ゴロリと大きくて食べ応えのあるジャガイモかも知れません。
食後には充分な満腹感が。小麦粉やジャガイモのおかげでしょう。
コストを抑えつつも満腹にさせる…このあたり、軍隊の知恵とも言えそうです。