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親しみ感じる 素朴な味わい【昔なつかし 給食カレー】

昔なつかし 給食カレー

 当サイト「冒険の穴」で以前、学校給食のカレーシチューを再現したことがあります。我ながら、おいしい出来でした。

 本格的なインドカレーやタイカレーが地方でも食べられる昨今ですが、私のような昭和生まれの者にとって、小学校で食べたカレーは“別格”のおいしさ。懐かしさも手伝い、味の記憶が脳内で美化されているのかも知れませんね。

 そんなカレーを、大手の「S&B」がレトルト製品として発売したのが、今回試食した「昔なつかし 給食カレー」。

 内容量は220グラム。レトロ感あふれるパッケージデザインです。

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突き詰めると“凡庸”に

 温めてご飯にかけたカレーは、薄めの黄色で、やや緑がかっており、ゆるいトロみがあります。ニンジンとタマネギ、ジャガイモ、細切れ肉が確認でき、なかなかに具だくさんです。

 パッケージには「中辛」と書いてあるものの、実際の刺激はかなり控えめ。半面、野菜の甘さや、肉の旨味がよく出ています。パッケージの成分表によると、牛乳が使ってあり、これが全体をマイルドにまとめているようです。
 親しみさえ感じられる、素朴な味わい。給食のカレーに通じる懐かしさがありました。

 このカレーを「まずい」と斬り捨てられる日本人は、ほとんどいないでしょう。…ただ、給食カレーのおいしさを突き詰めていくと、結局は家庭料理のオーソドックスな味に行き着きます。ある意味では“凡庸”なカレーと言えるかも。

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