探訪の穴熊本県内

繁華街の洋食店【ビストロ・シェ・モア:馬スタミナカレー】

ビストロ・シェ・モア:馬スタミナカレー

 私が住む熊本の名物といえば「馬肉」。味わい深く、低カロリー高タンパクで、私も大好き。ですが、食肉では比較的高級な部類に入るので、ジモティーでも頻繁に食べているわけではありません。名物なんて、意外と地元には馴染みがないものです。

 では、熊本に馬肉を使ったカレーがないか…と探してみたところ、ありました。熊本市の繁華街「銀座通り」沿いにあるレストラン「ビストロ・シェ・モア」です。店内は喫茶店風で、24時間営業(月曜定休)。土曜日の深夜に訪れたところ、30席ほどの店内は酔客などで賑わっていました。

 注文したのは「馬スタミナカレー」。このようなカレー類のほか、スパゲティやピラフ、グラタンなど洋食系が充実しています。

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熱された小鍋で出てくる

 トロリとしたカレーが、固形燃料で熱した小鍋で出てきました。冷めない工夫でしょうが、旅館で出される小鍋料理を連想してしまいます。ご飯は大皿にこんもりと盛られ、その上には彩りなのか、パセリと小さなウインナ・ソーセージ、そしてゆで卵の切れ端。ご飯の脇には、肉とタマネギ、ピーマン、マッシュルームを使った炒め物が添えてあります。薬味としてラッキョウと福神漬け、ダイコン、キュウリキムチの4種類が入った小鉢も出てきました。

 オーソドックスな洋食風のポークカレーで、あまり辛くはありません。炒め物はショウガ焼き風の味付け。全体が「ショウガ焼き定食」にカレーをプラスしたような感じです。ご飯と炒め物、そしてカレーを一緒に食べると、カレーのブイヨンと炒め物のしょうゆ味が相まって実に濃厚。しかし、馬肉に脂が少ないせいか、クドさを感じずに食べ進むことができ、結構なボリュームながら胃袋に納まってしまいました。

 誰でも満腹になること請け合い。体の芯から燃え上がるものが感じられ、冬だというのに額に汗がにじんできました。「これでスタミナバッチリ!」な気分。

 熊本を象徴する“馬のカレー”と言えます。県外から訪れた人は、観光の記念にでも食べてみてください。ただし、馬肉を使っているとはいえ高カロリーなので、体重が気になる人はご注意を。

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