前回「ラ・サール学園カレー」に続いての“学校カレー”です。流れからすると“進学校カレー”とも言えそう。
試食したのは「早稲田佐賀 八太郎館カレー」。佐賀県唐津市にある進学校「早稲田佐賀中学校・高等学校」にちなんだレトルト製品です。
同校は早稲田大学の系列。パッケージの裏面には、創設者・大隈重信の幼名にちなむという附設寮「八太郎館」が紹介されており、これがカレーの商品名になっています。
ボッテリ重くて濃厚
福岡市にあるTVQ九州放送の販売。1食160グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、深みのあるブラウン。固形分が多いらしく、ボッテリとした重さがあります。具材は、大きさ2~3センチのジャガイモとニンジンが2個ずつ、それに牛肉らしい2センチ前後の小塊2個が確認できました。
濃厚なビーフカレーです。フルーティーな甘味が利いており、ビーフの味わいを引き立てています。ピリリとしたスパイスの刺激は、中辛程度でしょう。
地元の食材として、佐賀県産の和牛と、有明海産の海苔が使われているとのこと。前者にはそれなりの存在感を覚えたものの、後者はイマイチ分かりませんでした。カレーの中に黒っぽい細片を見かけた気がするのですが、あれが海苔だったのかも…?
内容量はやや少なめだったけれど、それを濃厚さがおぎなっているようなカレーでした。…こんな特徴を、同校の生徒や卒業生であれば、校風などにこじつけて(?)語ることができるのかも知れませんね。