北海道試食の穴

マリンブルーとホワイトで表現【オホーツク流氷カリー】

オホーツク流氷カリー:パッケージ

 青いカレーを食べるのは、これが初めてではありません。
 初めてではないけれど、やはり慣れない。食前にはドキドキしてしまいます。慣れたらおしまいな気もしますが…。

 今回試食したのは「オホーツク流氷カリー」。流氷が浮かぶオホーツク海をイメージしたという、北海道のレトルト製品です。

 北見市のインド料理店「クリシュナ」監修とのこと。そのせいなのか、北国とも南国ともつかない、妙に派手なデザインのパッケージが目を引きます。
 化粧箱を開けると、中にはレトルトパックが2個。それぞれに「マリンブルーカリー」「ホワイトカリー」のシールが貼ってあります。オホーツク海担当のカレーと、流氷担当のカレーに分かれているようです。

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海と氷が逆転したような

 製造は札幌市のベル食品。1食220グラムで、マリンブルーカリーとホワイトカリーが各110グラムです。

 2個のレトルトパックを温め、ひと皿に盛ってみました。マリンブルーカリーの方は、ネットリとしたペースト状で、まさに海を思わせる色彩。ホワイトカリーは、ユルいポタージュ状で、クリーム色に近い感じ。ユルいホワイトカリーが拡がる中に、マリンブルーカリーがボテボテ落ちているという、まるで海と氷が逆転したようなビジュアルになってしまいました。
 ちなみにホワイトカリーには、大きさ2~6センチの鶏肉らしい小塊が3個ほど。これらは流氷っぽく見えないこともありません。

オホーツク流氷カリー:実物&レトルトパック

 マリンブルーカリーもホワイトカリーも、カシューナッツのペーストを活用しているらしく、クリーミーにして香ばしいコクが特徴的です。その上で、前者はスパイスの風味が、後者はミルキーな味わいが、それぞれに利いている。どちらも刺激には欠けるものの、旨味が強く、ご飯に合っていました。
 鶏肉はポーションが大きく、食べ応えがありました。

 マリンブルーカリーとホワイトカリー、それにご飯が混ざり合った光景は、正直、食欲を刺激するものではありませんでした。せめて盛り付けがうまくできていれば…。
 どこかに「食欲を刺激する青いカレー」があったら、食べてみたいですね。やっぱドキドキするんだろうな。

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