「カレーに餃子を組み合わせる」と聞けば、思い浮かぶのはトッピング。
餃子を載せたカレーライス…おいしいかどうかは別にしても、ありそうな組み合わせですよね。
ところが、今回試食した「餃子の具でカレー作ってみた。」は、そのものズバリのレトルト製品。“載せる”ではなく“入れる”ですね。
ミートソースか肉あんか
餃子が名物とされる、栃木県宇都宮市の“ご当地カレー”。パッケージ裏には、餃子と宇都宮市の関わりについての紹介文などが掲載されています。
宇都宮市にある宮島醤油宇都宮工場の製造。1食180グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、パスタ向けのミートソースに似た感じで、固形分が多そう。ミンチ肉のほか、刻まれた野菜類がたくさん見えます。
ユニークなキーマカレーです。ジャージャー麺などの肉あんを思わせる、食感や味わい。カレー風味ではあるけれど、ニンニクやニラが利いていて、鋭い酸味なども感じられ、やはり中華っぽさが強い。スパイスの刺激は中辛程度でしょう。
ミンチ肉はポークで、ペースト状に細かく潰れています。代わって存在感を発揮していたのが野菜類。ニラのシャキシャキ感や、タケノコのコリコリ感が、餃子らしい食べ応えにつながっていました。
このカレーを、餃子の皮で包んでみたら? コロッケの具を、カレーに仕立ててみたら? …そんな考えが、食べながら浮かんできました。ユニークなカレーは、ユニークな発想を呼ぶのかも知れません。