「火の国」と呼ばれる熊本県のシンボルが阿蘇山。その中心にあるのが阿蘇五岳で、高岳と根子岳、中岳、烏帽子岳、そして杵島岳が連なります。
この阿蘇五岳のひとつ、ギザギザした山頂が特徴的な根子岳にちなんだカレーを食べました。
訪れたのは「グリル・ド・加藤」。阿蘇郡高森町の洋食レストランです。
店舗は高森町高森、国道325号沿いの歯科医院そばにあります。明るい店内には、酒瓶や調理器具、カラフルな布や、ポスターなどが飾られ、にぎやかな雰囲気です。4~6人ほどが座れるテーブル席がいくつかありますが、私は1人だったので、隅のカウンター席に案内されました。
ランチセット ちょっとゴージャス
メニューブックに並んでいるのは、ピザやパスタ、肉料理など。目当ての「根子岳カレー」が見当たらなかったので、店員さんに訊いてみたところ、ランチメニューにある「ポークカレーランチ」が相当するとのことでした。
皿や小鉢が載った角盆が出てきました。カレーはご飯の盛り方がユニークで、根子岳のギザギザ形状を模しているのでしょう。具材はピーマンとオクラ、ベーコンを確認。カレーの他に、ポタージュスープとミニサラダ、2種の惣菜が付いていて、ちょっとゴージャスです。
欧風のポークカレーです。マイルドで旨味が強く、硬めのご飯に合っている。スパイスの刺激はおだやかで、甘口に近いと思われます。
カレーに入っているベーコン、これが濃い味わいで、なかなかにおいしい。ご飯がさらに進みました。
店を出て、北の方向へ目をやると、青空を背景にそびえる根子岳が見えました。根子岳カレーのご飯の形が似ていることが、“実物”でもって再確認でき、何だか愉快な気分になりました。