2004年の夏から、私は故郷の熊本県八代市で暮らすようになりました。「Uターン」と言うほど大袈裟なものではありませんが、それでも、ブランクは10年以上。
再び生活の場となった街を歩いていて、うれしい発見が。変わらずに営業を続けているカレー屋があったのです。「じゃわ」という店。
市中心街の、八代市総合病院の裏手にあります。当サイトで地元のカレー屋を取り上げていないことに気付き、2年近くも経ってから(現在2006年)、押っ取り刀でリポートした次第です。
店内はログハウス風で、カウンター6席、大小のテーブルが計6卓。主力メニューのビーフカレーは、辛さが10段階。トンカツやハンバーグなど、トッピングは16種類とバラエティ豊かです。
私は、辛さ7番、トッピングに「バタニラ(ニラのバター炒め)」を選びました。
トッピングがちょっと独特
やや赤みがかった日本風のカレーで、脇に青々としたニラが添えられています。カップスープとミニサラダ付き。
カレーは甘味や酸味、苦味のバランスが取れています。粘度は高いものの、あまり“重さ”を感じないのは、野菜を煮溶かしてトロみを出しているのでしょう。辛さ7番は、メニューには「激辛」と書いてありますが、個人的には「辛口」程度。角切りの牛肉を4個確認、なかなかボリュームがあります。シャッキリと炒められたニラも、食感に変化がついて面白い。
八代の飲食店では、もはや“老舗”の部類に入るでしょう。長く支持されるだけのおいしさを再確認できました。
ところで、この店のメニュー、トッピングがちょっと独特。「二つ目」とは“目玉焼き2個”のこと。「オムレツ」を注文すると、カレー全体に薄焼き卵が被さって出てきます。