オーブンを使った作り方
作り方
1.ホール(全粒)のスパイスを、オーブンの天板に均等に広げ、100度前後で加熱。皮をむくべきスパイスは、事前に処理しておく。
2.20分程度ローストする。加熱ムラが生じないよう、途中で数度、全体を木ベラなどでかき混ぜる。
3.オーブンから天板を出し、スパイスの粗熱が取れたら、ブレンダーやミル(すり鉢なども可)で丁寧に挽いて粉末にする。
4.パウダーのスパイスを混ぜ合わせる。
オーブンが無い場合は、フライパンを使います。
弱火を維持し、全体を木ベラなどでかき混ぜながら炒って下さい。香りが立ちのぼってきたら、フライパンを火から外し、スパイスを皿に移すなどして粗熱を取ります。
なお、スパイスの加熱に、オーブントースターは使えません。熱する温度が高すぎ、スパイスが焦げてしまうからです。
保存と期間
完成したカレー粉は、タッパーウェアなどの密封容器に入れ、冷暗所で保存して下さい。
スパイスの風味成分は揮発性なので、空気や熱を遮断すると、風味が長もちするのです。
カレー粉には「エイジング効果」があるとも言われます。
一定期間カレー粉を保存することで、スパイスの風味にまとまりが生じる現象です。実際、エイジングを経たカレー粉を販売している食品メーカーもあります。
ただ、エイジングの期間については、「ひと晩」から「1カ月以上」まで諸説あり、明確に定まってはいません。
できたてのカレー粉を、すぐに使うも良し。じっくり寝かせてから使うも良し。
自分なりの使い方を模索してみるのも一興です。
photo credit: Fahara Garam Masala via photopin (license)