
ジビエを活用(猪鹿工房東陽)
朱色に龍がのたくっている、派手なパッケージ。中華風の何かに見えますが…。
これはレトルトカレー。ジビエ肉を使ってあるそうですが、チャイニーズとは無関係なようです。
熊本県南部の氷川町。国道3号線沿いにある「道の駅 竜北」で限定販売されている製品とのこと。「竜北⇒ドラゴン⇒中華風」みたいな図式でしょうか。
販売は八代市鏡町の猪鹿工房東陽。1食200グラム。
温めてご飯にかけたカレーは、赤っぽいブラウン。ゆるいトロみがあります。大きさ1~3センチの肉塊がコロコロと10個ほど。パッケージに示されている、イノシシの肉と思われます。他にニンジンらしいカケラも見えました。

強い旨味で食べさせる、日本風のカレーです。どこかケチャップを思わせる、甘くて親しみやすい味わいが特徴的。ホットな刺激は、表示どおりの「辛口」でしょう。
イノシシの肉は、やや硬いものの、噛み切れないほどではありません。赤身を噛み締めると、野趣を感じさせるクセが、わずかににじみ出てきました。
山間部で害獣駆除された肉が活用されているのでしょうか。ちなみに「甘口」では鹿肉が入っているそうです。
パッケージ裏面には、地元産の材料として、ナシやトマト、バンペイユ、ショウガの使用が謳われています。以前、バンペイユを使った残念なレトルトカレーを食べたことがあるのですが、こちらの製品は同じ轍を踏まずに済んだようですね。