
銘柄鶏が3種の味わいに(トリゼンフーズ)
三重県の松阪牛、鹿児島県の黒豚、愛知県の名古屋コーチン…全国各地にはさまざまなブランドの食肉があります。そして、ブランド肉の生産地では必ず、それを活かしたカレー製品が作られています。
「華味鳥(はなみどり)」という銘柄鶏は、比較的マイナーな部類に入るかも知れません。福岡・博多の水炊き専門店グループが、独自に育てているそうです。インディペンデント系ですね。
水炊きでおいしければ、カレーにしてもおいしいはず。レトルト製品3種(華味鳥カレー、キーマカレー、手羽元カレー)をいただいたので、食べ比べてみました。
販売はトリゼンフーズ。各1食200グラム。
まず、スタンダードっぽい華味鳥カレーを試食。濃いめの茶褐色で、トロみの強い日本風です。モモ肉の小さな塊が3個ほど。旨味は強いものの、しつこさのないマイルドなおいしさでした。
次に食べたのはキーマカレー。明るい黄色で、ニンジンやタマネギのみじん切りが入り、和食のソボロあんの風情。やや塩味が立っているものの、素材の滋味が活かされている感じでした。
最後が手羽元カレー。ややスパイシーなカレーの中に、長さ10センチほどの手羽元肉が1本。軟らかくてジューシーな肉でしたが、それ以上にゼラチン部分のおいしさが印象に残りました。
それぞれに完成度が高く、どこか上品な作り。銘柄鶏を3つの角度から味わえるカレーセットです。