
ファストフード店でありながら「モスバーガー」には、「味にこだわるハンバーガー屋」というイメージがあります。少々値が張るし、調理に待たせられますが、それなりにおいしい味が保証されているようです。
ナンカレードッグは「ナンを利用したホットドッグ」という形で、ホットドッグ商品群のひとつとして定着しています。
実は、読者からご指摘を受け、見逃していたことに気付かされた次第。モスバーガーを訪れる際、近ごろは必ず選んでいるメニューなのですが…。
この機会に、改めて試食してみました。
楕円形のナンに、長さ約20センチのソーセージが横たわっています。そこに濃厚そうな焦げ茶色のカレーペーストがかかり、アクセントに細切りのタマネギがパラパラ。シンプルな外観からは「これもカレーである」という強い印象がもたらされ、また、意外と強いスパイスの芳香が、おいしさへの期待感を呼び起こしてくれます。
モスバーガーのこだわり
大口を開けて一気に頬張ると、まずボイルされたプリプリのソーセージがザクッと噛み切れ、温かい肉汁が口の中にあふれ出します。カレーペーストはタマネギの甘さとスパイスの風味が強く、ソーセージの旨さを引き立てながらも、しっかりと自己主張。ナンは出来合いのものを温めなおしているためか、ややパサついているようですが、具を一緒に食べることで水分が補われ、結果的にちょうど良い食感になっていました。
モスバーガーでは上から2番目に高価なメニュー(試食時点)ですが、食べて後悔したことは一度もありません。そのボリューム感もさることながら、カレー1食分に匹敵するほどの満足感が得られる点が、毎回つい買ってしまう理由なのでしょう。
ところで、私はナンカレードッグにはチーズが合うと思います。実際にメルティングチーズを載せ、レンジで少々温めて食べてみたところ、カレーペーストによく合いました。「うまいかも」と思った方は、ぜひお試しあれ。