
トマトの旬は、露地栽培で6~8月、ハウス栽培で2~4月とか。とは言え、日本各地で栽培されており、年間を通じて手に入ります。実にポピュラーな野菜ですね。
私が住んでいる九州・熊本県八代市の名産品でもあるトマトですが、北海道・富良野でも栽培が盛んな模様。それを活かしたレトルト製品が、今回試食した「ふらの産トマトのチキンカレー」です。
1食180グラム。製造は小樽市のタンゼンテクニカルプロダクト。
トマトの味わい前面に
温めてご飯にかけたカレーは、鮮やかなオレンジ色。所どころに、赤い油脂が浮いています。具材はすべて細かくなっており、全体がミゾレ状です。
ドロリとしているものの、口当たりは軽め。トマト独特の旨味、そして酸味が利いています。パンチは無いけれど、好感の持てる優しい味わいです。チキンは挽肉で、“脇”に回ってトマトを引き立てている印象。
スパイスの風味や刺激は控えめで、「カレー」と感じられるギリギリのレベルかも。このままパスタにかけて出せば、カレーと気付かずに食べる人もいるでしょう。
トマトの味わいが前面に打ち出されており、チーズが合いそう。ここまで前面に出ていると、むしろイタリア料理に加えたくもなりますね。