独自の世界試食の穴

カレーが大好きなヒーローといえば【キレンジャーカレー】

キレンジャーカレー

 カレーは子供たちの大好物。ですから、絵本やマンガにはカレー関係のキャラクターがあふれています。その中で“東西の横綱”を挙げるなら、東はカレーパンマン(アンパンマンの盟友)、西はキレンジャー。まず異論は出ないでしょう。

 今回試食したのは、キレンジャーにちなんだカレー。永谷園のレトルトです。

 ご存じの方も多いかと思いますが、キレンジャーは『秘密戦隊ゴレンジャー』(原作・石ノ森章太郎、1975~77年放映)に登場する3番目の隊員で、力自慢の九州男児という設定です。大のカレー好き。その鮮やかなコスチュームカラーも手伝い、私を含む当時のチビっ子たちの記憶には「キレンジャー=カレー」という図式が深く刻み込まれています。

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シャープな刺激は“戦士”の厳しさ

 パッケージにはキレンジャーの勇姿と共に、「うまそうなカレーたーい」と九州弁(県は不明)のセリフが配されています。私にとって懐かしいキレンジャー、それをカレーとしてどのように表現しているのか…期待を抱いて食べました。

 温めたレトルトパックの中身をご飯にかけると、出てきたのは、強めの粘度と明るい色合いのカレーでした。給食のカレーを連想させる、オーソドックスなスタイル。肉やニンジン、ジャガイモのかけらが確認できます。

 辛さは「中辛」とのことですが、それでも、子供向けに作ってあるためか甘い。突出した風味はなく、マイルドな味わいです。一般的には甘口の域を出ないでしょう。ただ、食べていくうちにコショウ系のシャープな刺激が表れてきて、このあたりにキレンジャーの“戦士”としての厳しさを感じられたような気がしました。

 オマケとしてメンコが入っており、私はアオレンジャーでした。裏には「お菓子屋さんの前で一日中たっているとくれるものはなーんだ?」となぞなぞが。答は「ひがくれる」…なるほど。

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