カレーの穴 curry-no-ana.com

ここは“カレー者”たちの秘密養成所。7つの穴でカレーを極めろ!

WHITE CURRY

カレーの“定義”を拡張?(ベル食品工業)

WHITE CURRY:パッケージ
 カレー好きが集まると、時おり“定義”をめぐる論争が起きたりします。「カレーとは何か?」「どこまでがカレーで、どこからがカレーではないのか?」
 いささかヒネった見解ですが、私個人は「日本人が“カレー”として認めている料理がカレーである」と考えています。カレーの何たるかについて、日本人以上に柔軟に考察する民族は、世界のどこにもいないからです。

 ひさびさに、カレーの“定義”を押し広げてしまいそうなシロモノに出合いました。それが、今回試食した「WHITE CURRY」。大阪府堺市にあるレストラン「MACHⅢ(マッハ・スリー)」の名物という、白いカレーをレトルト製品にしたものです。


 製造は大阪市のベル食品工業。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、やや黄色がかった乳白色です。粘度はユルめのポタージュ状。鶏肉らしい1センチ前後の小塊が数切れ、そして粗みじんのタマネギが見え隠れしています。

WHITE CURRY:実物
 マイルドでクリーミーなチキンカレーです。強い旨味と、ココナツミルクの香ばしさが特徴的。食べ進むうちに、中辛程度のホットな刺激がジンワリと利いてきました。なのに、カレーに目を近付けてみても、トウガラシやコショウらしい粒は見えません。
 先に「チキンカレーです」と書きましたが、この強い“シチュー感”はどうでしょう。これまでにも白色のカレーを食べたことは何度かあるものの、ここまでカレーっぽさが薄いシロモノは初めて。ホワイトシチューとして見れば、それなりに魅力的なのですが…。

 パッケージ裏面の成分表によると、カレー粉はもとより、香辛料のたぐいが使われていない模様。ショウガが多用されているので、これが刺激の元なのでしょう。
 私が食べたのは、ショウガ入りのホワイトシチューだったのかも知れません。とは言え、ショウガは香辛料でもあるので、心理的に百歩ほど譲れば、カレーに加えられそうな気もします。…あなたはどう思いますか?