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宇治抹茶カレー

鮮やかな緑色(伊藤久右衛門)

宇治抹茶カレー:パッケージ
 個人的に緑色のカレーを食べる機会が増えています。偶然なのか、運命なのか。

 前回の「そら豆カレー」に続き、今回は「宇治抹茶カレー」。抹茶入りです。宇治茶で有名な京都府宇治市の“ご当地カレー”と見られます。


 販売は宇治市の伊藤久右衛門。1832年創業という老舗で、緑茶を使ったさまざまな製品をリリースしていることでも知られています。

 1食180グラム。レトルトパックをそのまま電子レンジで温めることができ、便利でした。

宇治抹茶カレー:実物
 ご飯にかけたカレーは、パッケージ写真どおりの鮮やかな緑色です。ポタージュ状のトロみがあり、表面はツヤやかに光っている。パレットに絞り出した絵の具を連想してしまいました。2~4センチ程度に乱切りされた、野菜らしい具材を4個確認。

 旨味で食べさせる日本風のカレーです。クリーミーな口当たりで、深いコクもあるけれど、“カレー感”は薄い。その分、抹茶の味わいが前面に出ています。口の中に拡がる上品な香ばしさや、ほのかな苦味などは、まさしく抹茶のもの。スパイスの刺激も弱く、甘口に近い程度。カレーではない別の何かを食べている気分でした。
 具材は、ニンジンとジャガイモが各1個。胸身らしい鶏肉が2個。それぞれに形を残していながらも、軟らかく仕上がっていました。

 パッケージの成分表を見たところ、クロレラやクチナシ色素などは使われていません。緑色に関係している材料は抹茶のみ。…つまり、多量の抹茶が混入していると推察されます。
 抹茶が苦手な人には厳しそうなカレーですが、ヌルい無難さを捨ててまでも、インパクトを狙ったのでしょう。抹茶に対する、自信や愛情の表れなのか。とにもかくにも、作り手の強い意志が感じられました。