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山口さんちのごめんなさいカレー

「さんち」は「産地」(楽喜)

山口さんちのごめんなさいカレー:パッケージ
 かつて「山口さんちのツトム君」という歌が流行しました。1976年のことですから、憶えている人は限られるかも知れませんね。
 この場合の「山口さんち」は、「山口さんの家」を意味します。

 今回試食した「山口さんちのごめんなさいカレー」は、山口県の農産物が使われているという“ご当地カレー”。この場合の「山口さんち」は、「山口産地」なのです。


 パッケージには、両手を合わせて謝罪しているらしい女の子のイラストが。加えて「私だけ旅行したり、美味しい物を食べたりしてごめんなさい。」などと書いてあります。
 山口旅行を楽しんだ観光客が、来られなかった人のために、謝罪の意味を込めて購入する土産物…そんなコンセプトがうかがえます。観光地の土産物店や物産館などで販売されているようです。
山口さんちのごめんなさいカレー:実物
 販売は山口県美祢市の楽喜。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、赤みがかったブラウン。ポタージュ状のトロみがあります。鶏肉らしい1~2センチ程度の細片を8個ほど確認。ニンジンと見られる小さなカケラも入っていました。

 旨味の強いチキンカレー。トマトが多用されているようです。フルーティーな甘味や酸味も利いています。舌触りは滑らかなのに、食感は重い…これはデンプン系の粘りでしょう。スパイスの刺激は中辛程度で、ピリリとしたシャープさが感じられました。
 鶏肉は縮まっていて硬く、旨味はカレーに出てしまっている模様。そのためにチキンの味わいが強いのですが、全体的には“スパイシーなハヤシ”という印象を抱きました。すでに同様のコンセプトで「山口さんちの林くんだけが食べられるハヤシ」という製品が売られているらしいのですが。

 おいしく食べられるカレーですが、おいしすぎるほどではありません。よって、「旅行してゴメンね」という思いを託すには最適でしょう。おいしくなければ謝罪になりませんし、おいしすぎたら許してもらえないかも知れませんから。