人道主義の味わい?(ヒュージェ・ジャパン)

白樺派のカレー
 明治から大正にかけ、同人誌『白樺』から生じた人道主義の文芸思潮「白樺派」。その中心人物とされた武者小路実篤や志賀直哉らは一時期、千葉県の手賀沼周辺に住み、創作に励んでいたそうです。

 そんな時代をイメージして作られたのが、今回試食した「白樺派のカレー」。これは千葉県我孫子市の“ご当地カレー”で、白樺派に属していた思想家・柳宗悦の妻が、英国人の陶芸家バーナード・リーチからのアドバイスで味噌入りカレーを作ったことに由来するとか。いささか強引な気がしないでもありません。

 製造は、千葉県成田市のヒュージェ・ジャパン。1食200グラム。

 温めてご飯にかけたカレーは、明るめのブラウンで、あまりトロみがありません。具材は、ジャガイモやニンジンの欠片、薄切りのタマネギ、そして鶏肉の小塊が3個。マスタードとみられる黒い粒が、全体に散在しています。

 大正ロマンを感じさせるパッケージの印象とは裏腹に、ホットな辛さが利いたカレーです。「中辛」と表示されているものの、それ以上でしょう。食感は意外とクリーミー。味噌のものと思われる独特のコクと旨味がありますが、知っていなければ気付かないレベルかも。
 肉も野菜類も、煮崩れが少ない。レトルト製品にしては、具材の質感が残っていました。

 文学の高尚な香りが漂っているかと思いきや、なかなかに刺激的な味わい。白樺派の文人たちをユートピア建設へと駆り立てた“情熱”を表現しているのかも…というのは考え過ぎ?
 
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