ビストロ グリーン:梨カレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

ビストロ グリーン:梨カレー

期間限定の「梨カレー」(熊本県氷川町)

ビストロ グリーン:梨カレー
 熊本県の中部にある氷川町。国道3号線沿いに建つ「道の駅 竜北」は、成功している物産館として知られており、休日には農産物などを買い求める人々でにぎわいます。
 この施設にあるレストランが「ビストロ グリーン」。新鮮な野菜をたっぷりと使ったメニューが好評です。

 今回訪れたのは、夏・秋の期間限定メニュー「梨カレー」が目当て。地元の名産・吉野梨が入っており、これは果実に袋を被せないで育てるため、ナシ本来のおいしさが保たれているそうです。


 天井の高い店内は、テーブル席や座敷席、合わせて100席ほど。正午前から昼下がりまで、ランチ時間帯のみの営業ということです。
 週末の正午ごろに入店したところ、すでに家族連れなどで席が埋まりかけていました。

 セルフサービスのカフェテリアになっているのですが、梨カレーは厨房のオバサンに直接注文します。しばらく待っていると、カレーが載ったトレイを手渡されました。

 粘度の強そうな、焦茶色のカレー。白く目立っている3個は、ナシの角切りです。具材は他に、やや大きめの肉塊が2個。ナシのむき身が2切れ、小皿で付いています。

 欧風のビーフカレーで、旨味が濃厚。ボリュームも充分です。ただ、すりおろしたナシが入っているらしいのですが、マイルドな仕上がりに貢献しているとは見られるものの、カレーの味わいに“ナシらしさ”は感じられません。
 トッピングされているナシは、カレーから熱が伝わって、少々軟らかい食感に。ダイコンの煮物を、さらに甘くしたような印象。決してまずくはないけれど、正直、カレーに合っているかどうかは疑問です。

 混ぜ込めば個性が埋没し、ダイレクトに合わせると浮いてしまう。ナシをカレーに活かすのは、簡単なことではないようです。
 ですが、それなりにおいしく食べられるので、遠方から大勢が訪れるようなレストランの場合、一見客の数%から「珍しい」「面白そう」と注文してもらえるなら、営業的には“成功”と言えるのかも知れません。