フリッツ:スペシャルカツカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

フリッツ:スペシャルカツカレー

カレーは豚汁?(東京都港区)

フリッツ:スペシャルカツカレー
 庶民的でありながら“ごちそう感”も備わっているカツカレー。ガッツリ食べれば、心も胃袋も大満足です。

 そんなカツカレーを、まさにごちそうとして食べさせてくれるのが、今回訪れた「フリッツ」。東京都港区、赤坂にそびえるプルデンシャル・タワーの1階に入っています。名高い洋食店「旬香亭」の系列店とのこと。


 カウンター8席、テーブル8卓16席。飾り気のないスッキリとした内装です。
 料理は、洋風のポークカツが中心。ですが、メニューにはハムカツや支那そばなどが見られ、どこか居酒屋っぽい印象も。

 注文したのはスペシャルカツカレー。定食屋などのカツカレーの、4倍以上の値段です。

 ボート型の深皿に、カレーとご飯とトンカツが、交ざらずに並んでいます。カレーの中央に、半熟玉子が半分。トンカツの下には、ふんわりとした千切りキャベツ。

 カレーは、ダシの旨味で食べさせる欧風です。サラサラのスープ状で、豚肉の小片が数個。スパイスの刺激は控えめですが、塩加減が実に良く、胃にスルスルと入っていきます。半熟玉子と一緒に食べると、マイルドなコクが加わり、また別のおいしさが。
 ロース肉のトンカツは、厚さが3センチ近くあって、小振りのレンガみたい。6切れにカットされています。あふれる滋味もさることながら、軟らかさが印象的で、分厚い部分もふっつりと噛み切れます。

 存在感のあるトンカツに、上品なカレーが少々負けている感じ。やむを得ず、卓上のトンカツソースの助けを借りることにしました。

 しかし、カレーを“ソース”ではなく“汁物”と見たらどうか? このスペシャルカツカレーを、ご飯とトンカツ、そして“カレー風味の豚汁”と捉えるのです。…脳内再編を果たした私は、トンカツソースを迷わず駆使して完食。極上のトンカツ定食を平らげた満足感にひたることができました。