カレーの穴 curry-no-ana.com

ここは“カレー者”たちの秘密養成所。7つの穴でカレーを極めろ!

読者リポート「カレー南蛮用特製蕎麦」

風味が異なる変わり3色蕎麦


 当「カレーの穴」には、いろんな人がアクセスして下さいます。「インドの『カリー』以外は認めん!」という原理主義者から、「トロみの質感が難しくて…」とボヤきながらカレーの立体CGを作る理系人間まで、実に多種多様なのです。

 また、カレーとは異なる方面からのアプローチもあります。今回リポートを寄せて下さったけんちゃんは、熊本県八代市の、私の実家の近所にある「マル新」という蕎麦屋の店主。こぢんまりとした居心地の良い店で、真摯で素朴な印象の蕎麦が食べられます。裏メニューには刀削麺(小麦粉の塊を細く削ぎながら作る麺)なども。


 私が思い付きで「カレーと蕎麦のセッションということで、ドライカレーを散りばめたカレー南蛮なんてどうでしょう?」と持ちかけてみたところ、有り難いことにけんちゃんは面白がって、3種類の変わり蕎麦を試作されました。どれもユニークです。

リポート 赤は唐辛子とケチャップ、黄色はターメリック、緑は抹茶に荒引きの黒コショウを混ぜました。緑でカレーを連想する物がなかったので、とりあえず抹茶で。緑に黒い粒があり、まるでキウイフルーツのようです。
 出汁の方は、色を楽しんでもらえるように通常の出汁をかけ、その上からドライカレーを散りばめたら…と思っています。鮮やかな色を出すため更科粉(蕎麦の実の中央のみを引いた粉)を使用、熱に弱いので五割そばにしてみました。
 麺の試食。赤の唐辛子+ケチャップ、見た目ほど辛くはないのですが、唐辛子の影響か、一番の細い麺にもかかわらず最もコシがありました。通常の蕎麦に4~5本混ぜても面白いと思いました。黄色のターメリックは、ほんのりと香る程度。緑の抹茶+粒胡椒は、胡椒を噛み潰した時に強いクセが出ます。
 今回麺の特徴を見るために普通の蕎麦出汁を使ったので、特に緑が不評でしたが、出汁を鶏のスープ+鰹で強くした上でカレーを使えば粒胡椒が生きてくると思います。ただ、抹茶ではなく、出来ればカレーに関係のある緑を使いたいのところ。ですが、青唐辛子だと「ちょっとやりすぎかな?」と思うのです。
 傷みやすいものは使えないのですが、今回は更科粉を打ちました。やはり熱に弱く、3割ぐらいに抑えた方が楽しめると思います。更科は通常、冷たいものしかありません。

 けんちゃんの探求心や遊び心、そして冒険精神には頭が下がります。さすがに、3種類ともクセが強すぎて店には出せないそうですが、これをオフ会で披露されたら、きっと盛り上がるでしょう。食べてみたい!

後日談 この蕎麦は、ユニークなカレー南蛮となって、当サイトのオフ会に登場しました。詳しくは「第12回オフ会」をご覧下さい。