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ここは“カレー者”たちの秘密養成所。7つの穴でカレーを極めろ!

ソロモン厨房:ソロモンカリー

スパイスの風味満点(熊本県熊本市)

ソロモン厨房:ソロモンカリー
 熊本市において「ソロモン厨房」という店は、“幻のカレー屋”とされていた時期がありました。月に1日しかオープンしなかったからです。

 店主はインド料理店で修行したものの、継ぐべき実家が米穀店だったため、趣味としてカレー屋を始めた…と聞きました。細部は違っているかも知れませんが、趣味的にカレーを食べさせる店として、マイペースに営業していたことは事実でしょう。


 ところが、評判の高まりとともに、「ソロモン厨房」は“常設”のカレー屋に生まれ変わりました。…米穀店経営との両立をどうクリアしたのかは気になるところですが、カレー者としては、気軽に食べに行けるようになったことを素直に喜ぶべきでしょう。

 新店舗は、熊本市の中心街、並木坂から入った路地の2階。店内は50席程度で、カレー屋らしからぬ(?)明るくすっきりとした雰囲気です。
 日替わりカレーなどもありますが、今回は、店名を冠した「ソロモンカリー」を注文。主食はご飯とナンが選べます。“バック”が米穀店ですから、私はご飯にしました。

 スープボウルに入ったカレーは、明るめの褐色で、彩りにオクラが浮かべてあります。ステンレスの丸盆には、鮮やかなサフランライスとミニサラダ、そしてパパド(薄い揚げせんべい)。カップスープも付いています。

 カレーはサラサラとスープっぽい感じで、底に炒めタマネギの砕片が沈殿しています。辛さは比較的控えめとのことですが、それでもスパイスの風味はかなり鮮烈で、鼻腔へフワッと広がる感じ。具材は、鶏肉とジャガイモを2切れずつ確認。スープカレーのように、ご飯をすくったスプーンごとカレーに浸して食べると、なかなか良い具合でした。
 パパドは、そのままでも、カレーに浸してもイケます。サラダとスープが加わり、ご飯の盛りも良く、ランチとして充分。値段も手ごろです。

 今回食べたソロモンカリーもさることながら、個人的には、シャープな刺激のカシミールカリーもお勧め。スパイスの巧みなアレンジを堪能できる店です。

後日談 その後、「ソロモン」として迎町に移転しました。元の場所に戻った形ですが、“常設”で営業しています。