■ 探訪の穴

ナイルレストラン

混ぜ合わせて食べるべし(東京都中央区)

ナイルレストラン
 例えばラーメンに比べると、カレーの世界には“名物店主”みたいな存在が少ないように思えます。料理の腕前もさることながら、人間的にもユニークで、マスメディアとの相性が良い…そんな人物。

 ですから、「ナイルレストラン」を経営するG.M.ナイル氏は、希有な人物と言えるでしょう。日系インド人で、老舗レストランの2代目。褐色の肌に、派手なシャツ。顔写真はレトルトカレーのパッケージにも出ています。

 店舗は、銀座4丁目の昭和通り沿い。こぢんまりとした店構えで、昔ながらの洋食屋っぽい雰囲気です。1階は20席ちょっと、2階席もある模様。でっぷりと太ったインド系とみられるオジサンが接客し、合間にナイルさんが顔を出して愛嬌を振りまきます。

 ランチ時間帯の店内を見た限りでは、客のほとんどは、ランチの定番、ムルギーランチを食べているようです。私も、店に入った途端、オジサンから「ムルギーランチですか?」。もちろん、うなずきました。

 ステンレスの大皿に、カレーとターメリックライス、そして野菜類。明るい色合いのカレーには、骨付きの鶏モモ肉がドドンと1本入っており、オジサンが骨をフォークで手早く外してくれます。

 炒めタマネギをベースにした、あっさり味のカレーです。ホットな辛さが“前衛”に、シャープな辛さが“後衛”にある印象。肉はホロホロと軟らかく、噛み締めると繊維質の中から旨味がジュワッ。野菜類は、マッシュポテトとグリンピースとキャベツを炒め合わせたもので、モッタリしたジャガイモがボリュームを、シャキシャキとしたキャベツがアクセントを、それぞれカレーに加えています。これら野菜類が、やや物足りなさのあるカレーを“補強”しているようです。

 ムルギーランチは、皿の中身をスプーンで徹底的に混ぜ合わせるのが、おいしい食べ方とされています。最初はカレーや野菜を個別に食べていた私ですが、途中からグチャグチャにかき混ぜてしまいました。見た目は悪いけれど、やはり、混ぜ合わせた方がはるかにおいしくなりますね。
(2007.12.30)

TrackBack(0)この記事をクリップ!探訪の穴 │

トラックバックURL

メインコンテンツ
■ 探訪の穴
 店舗リポートです。専門店やレストランなど、国内から海外まで

■ 試食の穴
 製品リポートです。レトルトカレーをはじめ、菓子や飲料も

■ 料理の穴
 レシピ集です。基本的なカレー料理のほか、道具の紹介など

■ 冒険の穴
 独自の活動です。各種の検証実験や調査、おバカな珍企画…

■ 読者の穴
 カレー者同士の交歓です。オフ会リポートや読者投稿など

■ 募集の穴
 募集企画です。カレーの珍品とTシャツを交換しませんか?

■ 書籍の穴
 ブックガイドです。カレーに関する名著、良書、珍本を紹介
サブコンテンツ
■ カレー占い
 性格から運勢まで決めつけます。あなたの“運命カレー”は…?

■ カレーニュース
 カレーに関するニュースを、リアルタイムでピックアップ
↓ クリックで応援を
blog Ranking
掲示板
ブログ内検索(Google利用)
天竺堂について
性別:男
年齢:40代前半
所在地:九州・熊本県八代市
表の顔:福祉専門職
裏の顔:カレー者
Twitter:@tenjikudo
天竺堂グループ
■ CUMINの日々
 カフェの経営に携わっています。もちろんカレーも…

■ 天竺堂通信
 闇鍋的ブログです。天竺堂個人に興味のある人はどうぞ