沙羅:鹿児島 黒カレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

沙羅:鹿児島 黒カレー

ひと皿に“鹿児島”を凝縮(鹿児島県鹿児島市)

沙羅:鹿児島 黒カレー
 九州新幹線が一部開通した際、「肥後の赤、薩摩の黒」という観光キャンペーンが展開されました。赤牛や赤酒などに象徴される熊本の物産と、黒豚や黒酢などに象徴される鹿児島の物産を、新幹線開通を期にアピールしようというものです。

 先日、鹿児島市を訪れた際、「薩摩の黒」を封じ込めたカレーに出合いました。これぞ鹿児島を象徴するカレー、薩摩そのもののカレーと言えましょう。黒豚や黒酢のほか、黒ゴマや竹炭まで入っており、「2005 かごしまの新特産コンクール」において「鹿児島県特産品協会理事長賞」に輝いたカレーとのこと。期待が高まります。


 食べたのは、天文館近くの七味小路にある「沙羅」。カウンター4席、テーブル12席の小さな店です。

 メニューの主力は本格的なインドカレーですが、私は迷わず「鹿児島 黒カレー」をオーダー。辛さは4段階が選べ、私は2番目に辛い「辛口」に。ご飯は別注文でした。ちなみにメニューには、トマトを前面に出した「鹿児島 赤カレー」もありました。

 漆黒の濃厚そうなカレーが登場。見ただけでは何が入っているのか分かりません。パクチー(香菜)と揚げ春雨が飾り程度にトッピングされています。

 食べてみたところ、カレーは見た目よりも軽い印象で、脂濃くありません。大量の野菜が煮溶けている様子。インド系の味わいで、ホットな刺激とシャープな刺激、そして甘味の調和が取れています。黒ゴマの香ばしさは際立っていましたが、黒酢や竹炭の作用が感じられることはありませんでした。
 ゴロリと大きめの豚肉はスペアリブ。しっかりと煮込まれているものの、繊維質の歯応えが残っていて、どこか野性的な感じ。軟骨や骨もコリコリと食べることができ、骨用に出された取り皿は不要でした。

 バランスが取れていながらも、色や肉などのインパクトが強かった。なるほど、鹿児島の“黒”の印象が残る、観光客にお勧めしたいカレーです。