DON&TONCHAN:究極のかれいぱん | カレーの穴 curry-no-ana.com

DON&TONCHAN:究極のかれいぱん

九州にも“究極”が!?(熊本県熊本市)

DON&TONCHAN:究極のかれいぱん
 グルメマンガ「美味しんぼ」によって、「究極」という単語がメジャーになり、また安易に使われるようにもなりました。最近はコンビニの製品名にまで「究極」が見られ、かえって語感にうさんくささが加わったようで、嘆かわしい限りです。

 そんな折りも折り、私の住む熊本市内に「DON&TONCHAN」(どんととんちゃん)という店がオープンしました。扱っているのは、その名もズバリ「究極のかれいぱん」。何がどう「究極」なのか、興味津々です。


 繁華街の西銀座通りに面した、テイクアウト専門の小さな店。メニューはカレーパン1種類のみで、注文すると半調理のパンをすぐに揚げてくれます。

 紙袋に入れて渡されたパンは、長さ約30センチ、直径は3~5センチ程度。揚げてあるので、分類上は「カレードーナツ」と言えるでしょう。

 太いので食べ甲斐があります。端からかぶりつくと、揚げたてのコロモがサックリとしていて印象的。ふんわりした甘めの生地は、パンよりもドーナツかホットケーキに近そうです。カレーのあんはペースト状で、肉も野菜も判別できません。後からスパイスの風味がジワリと利いてきましたが、やや甘めの味わいでした。

 カレーよりドーナツとしてのおいしさが際立ち、特徴的と言えるでしょう。ボリューム満点でビールに合います。店の周りに居酒屋やスナックが多いせいか、夜中は“ママ”や“お店の子”みたいな連中が買ってタクシーに乗り込んでいました。「翌朝食べてもおいしいですよ」と店のオヤジさん。今のところ「唯一無二」のカレーパンらしいので、そういう意味では「究極」を名乗っても誇張ではないと思います。

後日談 残念ながら、数カ月で閉店してしまいました(夜逃げの噂も?)。ユニークではあるけれど、繁華街に店舗を構え、単品で勝負するには、商品の魅力がイマイチ乏しかったのかも知れません。熊本から再び新たな「究極」が現れる時を待ちたいと思います。