あきた村:ビーフカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

あきた村:ビーフカレー

ここは穴場。欧風カレー(熊本県熊本市)

あきた村:ビーフカレー
 インターネットには“情報があるところに情報が集まる”という特徴があり、当「カレーの穴」にも日々、全国各地からカレーに関する評判や噂が寄せられています。ありがたいことですが、集まるのは情報であって“カレーそのもの”ではありません。私が日本の南端部分に住んでいることもあり、「とても美味しいカレー屋がある」と知りながらも想像するだけに終わるケースが多く、それは一種の不幸と言えるでしょう。

 今回訪れた「あきた村」も、評判を耳にし続けていた店です。自宅からさほど離れていないので、「行ける店から攻略しよう」と思い立って訪れた次第。熊本市郊外の薄場町、臨港線近くにある20席程度の洋風居酒屋です。


 ランチメニューにビーフカレーがありました。熊本の平均からすると、値段は少々高めです。注文すると、ミニサラダに続いて、バターライスがチョコンと載った大皿が。しばらくして、バターライスが盛られたアルミ皿と、焦げ茶色のカレーがグツグツと煮えたぎった小振りの土鍋も登場。ご飯とカレーを大皿で交ぜて食べるスタイルです。

 作りは洋食系の欧風カレーに分類されるでしょう。表面には脂の光沢があり、濃厚で深い肉の旨味が特徴的。舌触りがまろやかで、どこか上品な印象も感じられます。ビーフシチューに近い味わいで、「スパイシーさが足りない」と思いきや、遅れて口中にジンワリと辛さが。具は牛肉のみで、軟らかく大きな塊が3個入っていました。

 バターライスの香ばしさと相まって食が進み、たっぷりコッテリのカレーが、たちまち胃袋に収まりました。たいらげた後では、価格設定も大いに納得。カレーに関しては熊本の“穴場”と言えるでしょう。

 ただ、後でドッカリと胃もたれが。牛の脂は、人の体温では溶けにくいそうです。消化器に自信のない人は、胃薬のご用意を。