道央のソーセージカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

道央のソーセージカレー

自然に囲まれ豪快に(北海道富良野町・美瑛町)

唯我独尊:ソーセージカレー
 4泊5日で北海道を旅行しました。九州在住の私には初めての土地。三十路に至るまで、長野県以北は未踏だったのです。帯広から始まって十勝を横切り、富良野周辺を経由して札幌に至る道央中心の日程。雄大な自然をレンタカーで回り、観光客でごった返すラベンダー畑などを尻目に、各地の美味・珍味を食べまくりました。夫婦そろって“花より団子”なのです。

 北海道は食材の宝庫ですから、カレーだってうまいはず。今回は、富良野市にある有名店「唯我独尊」(写真上)と、美瑛町のハム・ソーセージ店「歩人(ほびっと)」(写真下)で食べました。奇しくも両店ともソーセージカレーでしたが、“畜産王国”らしいカレーとも言えます。


 旅行ガイド本の常連「唯我独尊」は、JR富良野駅前の繁華街にある、まるで掘っ建て小屋のような店。店内は狭くて薄暗く、隠れ家的な居心地の良さがあります。カレーは8種類あり、筆頭がソーセージカレー(写真上)。ややゆるめの欧風で、煮溶けているのか具は見えません。ご飯の上には長さ約10センチ、太さ3センチ前後のソーセージが乗り、脇にフライドポテトとバターコーン。味はパンチの利いた辛口で、歯応えとボリュームのある粗挽きソーセージに良く合っていました。
歩人:ソーセージカレー
 続いて「歩人」。ペンションの同宿者から勧められた店で、美しい丘陵地帯に建っています。こちらは明るい喫茶店風で、メニューは自家製のハムやソーセージが中心。1種類のみのカレー(写真下)は、黒っぽくて粘度が高そう。長さ約12センチ、太さ2センチ程度のソーセージと福神漬けが添えられています。味は中辛程度、見た目通以上に深く濃厚な味で、煮込まれた牛肉がたっぷり。ソーセージの方はあっさりしていてビールに合いました。マスターらしき男性に「カレー、おいしかったです」と言うと、「ソーセージ屋なのに、よくほめられるんです」と苦笑いが返ってきました。

 両店とも、独特のおいしさがありました。強いて比較するならば、カレー自体の出来は「歩人」が上、ソーセージを加えた総合的な評価は「唯我独尊」に軍配…という感じ。

 寿司やお菓子からビールまで、口に入るものなら空気さえもうまかった北海道。時期的にはスープカレーがブレイクする直前、それに函館の老舗「五島軒」などなど、食べられなかったカレーはたくさんあります。再訪を堅く誓った旅でした。