からくに:カレー皿うどん | カレーの穴 curry-no-ana.com

からくに:カレー皿うどん

霧島で出合った不思議カレー(宮崎県えびの市)

からくに:カレー皿うどん
 カレーという料理は懐が深く、うどんになったりピラフになったり、オムライスにどっぷりかかったりと多彩に姿を変えます。

 私とカミさんは2月末、鹿児島の霧島温泉郷を訪れたのですが、宮崎県側から向かう途中のえびの高原で、昼食を食べようと観光施設に立ち寄りました。オフシーズンで「えびのレストセンター」は閑散としており、団体客を収容できる大きなレストラン「からくに」もガラガラ。「もっと活気のある店で食べようか」と立ち去りかけた私の目に、サンプルケースの奇妙な料理が飛び込んできました。


 それは「カレー皿うどん」と名付けられた、かつて私が遭遇したことのない、そして食べずにはいられない“そそる”カレーでした。運命的な出合い。カレーの方が私を呼んでいるような気がしたものです。

 出てきた料理は写真のとおり、長崎名物の皿うどんに使われる揚げ麺にカレーをかけた代物。カレーには具が無く、トロみはあるようですが、ほとんど麺に染み込んでいます。揚げ麺は直径約15センチ、厚さ約4センチで、揚げた熱さが感じられないので既製品かもしれません。上にはソテーしたシメジなどのキノコ類と、小口ネギがトッピング。デザートに杏仁豆腐が付いています。

 カレーは中辛程度で、これも既製のルーを流用したような感じ。太めの揚げ麺は香ばしく、スパイスの強い風味に負けていません。バリバリと食べ進むうち、揚げ麺にカレーが浸透して軟らかくなり、まだ硬いところとコントラストが生じて面白い。皿うどんでは当たり前の食感ですが、カレーとしては新鮮でした。

 意外なおいしさ。食材自体は珍しいものではありませんが、組み合わせの妙に「やられた!」と思いました。家庭でカレーが余った時など、気軽に楽しめそう。ビールなどにも合うでしょう。

 レストランを出た時、再びサンプルケースが目に入りました。そこには「カレー皿うどん」のほかに、普通のカレーと皿うどんが。2つの料理を使ってもう1品をヒネリ出していたわけです。またも「やられた!」と思う私でした。