すじ肉カレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

すじ肉カレー

一点勝負の潔さ(フードラボ)

すじ肉カレー
 関西で「肉」とは「牛肉」のこと。単に「カレー」と言えば「ビーフカレー」を指すそうです。当サイトでも検証しましたし、大阪府に住んでいる私の親戚も「カレーに豚肉を使うことはほとんどない」と言っていました。その背景は不明。ご存じの方がいらっしゃったら、教えて下さい。
 牛肉の一大消費地である関西は、ですから、日本国内でも特に“ビーフカレーが盛んな地域”と表現できるでしょう。

 そんな関西の京都から、黒毛和牛のスジ肉を使ったレトルト製品「すじ肉カレー」が送られてきました。フードラボという、スジ肉加工食品を扱っているメーカーの品。


 上品なパッケージデザインも手伝って、大いにそそられます。和食のイメージが強い京都ですが、実は洋食の名店が多いハイカラな土地でもあるからです。

 内容量は220グラム。温めてご飯にかけると、ビーフカレーにしては意外と、明るめの黄色です。具材は肉の砕片がゴロゴロと目立ち、野菜類は全く見当たりません。
 カレー自体は、マイルドな辛さで粘度の高い、オーソドックスな欧風の味わい。ですが、通常の欧風カレーにありがちな、肉を引き立てるために加えられる果物系の甘味は皆無。それだけに、牛肉のストレートな旨味が感じられます。
 スジ肉自体は、サクッと噛み切れる程度に、若干の歯応えが残っている。それが食べ応えに繋がっており、また、噛み締めることによって旨味がさらに染み出してきます。食後、「ビーフカレーを食べたのだ」という強い印象が残りました。

 スジ肉のみで勝負した、シンプルで力強いカレー。作り手の明確な意志が伝わってくる…レトルト製品らしからぬ“こだわり”に好感が持てました。