天草大王 チキンカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

天草大王 チキンカレー

“幻の地鶏”が登場(ベネフーズ)

天草大王 チキンカレー
 全国各地で“ご当地物”が人気です。地鶏なら、食材としての愛知の「名古屋コーチン」や秋田の「比内鶏」は、今や全国的なブランド。厳密に生産管理されていて簡単に入手できるものではないのに、評価は高まるばかり。地鶏のイメージと、実際のおいしさが相乗効果を生んだのでしょう。
 私が住む熊本では、地鶏と言えば「熊本コーチン」。ですが、消費者の頭の中に“コーチン=名古屋”という図式が刷り込まれているのか、二番煎じに見られ、知名度はいまひとつ。おいしいだけに残念です。

 そんな時に登場したのが「天草大王」。絶滅していた肉用鶏で、県農業研究センターが3種の鶏を交配させ、復元した品種です。ネーミングや物語性も手伝って、たちまち話題になりました。現在、地元の観光業界や飲食業界が、売り出しに力を入れています。


 いずれはカレーも…と期待していたところ、案の定、缶詰製品ができました。地元の食品会社がウェブサイトなどで販売しています。

 缶詰の大胆な赤いラベルが食欲をそそります。285グラム、1人分としては多めです。
 温めてご飯にかけたカレーは欧風で、硬すぎずゆるすぎず、適度なトロみがついています。全体的にオレンジがかっており、鶏肉らしい塊が大・中・小と3個確認。野菜などは煮溶けているらしく、見当たりません。

 ひと口目からスパイシーさが感じられます。辛さは辛口程度、スッキリとキレのある刺激です。鶏肉は軟らかく煮込まれているものの、野性味のある繊維質が残っています。クドさはなく、それでも強い旨味の感じられるカレーでした。

 地元においしい食材が増えるのは、住民にとっても喜ばしいこと。まだ生産規模は小さいようですが、手軽に入手できるようになったら、自分でもカレーを作ってみたいものです。