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ここは“カレー者”たちの秘密養成所。7つの穴でカレーを極めろ!

雲仙旅の麦酒カレー

イケるビール入り(ブルワリー雲仙)

雲仙旅の麦酒カレー
 暑い季節の飲みものは、何をおいてもまずビール(未成年は麦茶、と一応フォローしておきましょう)。枝豆から焼き肉まで、ツマミを選ばないところもポイントが高い。カレーにも合う、数少ないアルコール飲料です。

 では、そんなビールを、カレーの中に入れてしまったら…? ビールを使った煮込み料理は決して珍しいものではありませんが、スパイシーなカレーとの相性が気になります。


 長崎県島原半島の観光地・雲仙に「雲仙旅の麦酒館」という観光客向けのビアホールがあり、味わいの違う3種類の地ビールが楽しめます。食べ物では「雲仙旅の麦酒カレー」が人気とのことで、その名のごとく、ビール入りのカレー。“生”にこだわる地ビールの持ち帰りができないため、このカレーのレトルト製品が、土産物の主力商品になっているようです。

 温め時間は湯煎で5~7分。ご飯にかけたカレーの色は濃い茶色で、粘度の高い欧風スタイルです。見ただけでは、具はよく分かりません。

 食べてみると、辛さはそれなりに利いているものの、全体的にマイルド。具は牛肉の小さな塊が数個程度で、脇役に徹している印象です。ビール入りとは言え、アルコール臭は無く、苦味もあまり感じられません。やや甘味が立っているものの、欧風にしては珍しく後味にスッキリとした“キレ”が。ご飯にも合っており、ちょっと意外性のあるおいしさでした。

 訪れた「麦酒館」にはカレーの“効能書き”が張ってあり、それによると、ビール酵母の自然な甘さが隠し味になっているそうです。これが“キレ”の正体なのでしょう。改めてビールの偉大さに感心…いや、カレーの包容力を認めるべきかな?