究極のカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

究極のカレー

横濱カレーミュージアムの逸品(ナムコ)

究極のカレー
 先日、港町横浜に「横濱カレーミュージアム」がオープンしました。カレーを題材にした一種のテーマパークで、目玉は「全国のカレーの名店から厳選した」という7軒のカレー屋。企画は明らかに「ラーメン博物館」の2番煎じですが、プロデュースした小野員裕という人は「週末はカレー日和」や「東京カレー食べ尽くしガイド」などの名著を世に問うておられる筋金入りのカレー者で、カレーに対する情熱と眼力は本物だと思います。訪れてみる価値はあるでしょう。

 今回試食した、その名も「究極のカレー」(!)は、施設内で販売されているレトルト製品。これも小野氏が開発したそうで、カラフルなパッケージに期待が高まります。


 全体的に少々赤みがかった、トロミのないチキンカレーです。タマネギのほか、ジャガイモやニンジンも入っているそうですが、煮溶けているのか確認できません。香りは、レトルトにしてはなかなかスパイシー。

 味は辛口ですが、薬臭さは感じられません。タマネギの甘味やトマトの酸味、醤油の旨味などがバランス良く配合され、深みのあるおいしさ。“本格インド風”の印象にも関わらず、日本人に食べさせることを強く意識した、ジャポニカ米に合うカレーでした。

 具の存在感がいまひとつ薄いところが難点と言えますが、それを補って余りある満足感。横濱カレーミュージアムの土産に最適でしょう。どこか扱ってくれるコンビニはないかな?

後日談 横濱カレーミュージアムは閉館し、「究極のカレー」も無くなりました。ですが、小野氏の活動が続く限り、さらなる名作が登場することでしょう。