イギリスのレトルトカレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

イギリスのレトルトカレー

洋食カレーの源流を探る(イギリス)

イギリスのレトルトカレー
 インド発祥のカレーは、イギリスを経由して日本にもたらされました。日本のカレーの“産みの親”をインドとするならば、イギリスは“育ての親”。また、明治期に伝来したカレーがすでに洋食であったことを考ると、イギリスこそが本場であると言えるでしょう。

 今回試食したのは、イギリスに旅行した後輩が土産にくれたレトルトのチキンカレーです。後輩の話では、スーパーで買った時、たまたまレジ係がインド系のオバチャンで、レトルトカレーと見るや「なんでこんなの買うの?」と言わんばかりの顔をしたそうです。中身の出来が思いやられるエピソードですが…。


 温めて皿に空けてみたところ、黄色くモッタリとしていて、ニンジンやジャガイモがゴロゴロ。日本のひと昔前のレトルトカレーにそっくりです。ソーセージかスパムを連想させるにおいがします。400グラムとボリューム満点。

 ご飯と一緒にひと口。あまりスパイシーではありませんが、旨味の強い味で、これまた昔の「ボンカレー」を彷彿とさせます。肉食文化の国だけあって鶏肉(七面鳥も含む)がたくさん入っており、日本人の私には贅沢な感じも。塩分が強かったらしく、食後はのどが少々ヒリヒリしました。

 インド人に抵抗があるのも分からないではありませんが、まさに日本のカレーの「源流」を思わせる味わいで、イギリスで日本食が恋しくなった時にはお勧め。ただし、パサパサのインディカ米で食べると、印象が変わってしまいそうですが。