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カレー市場

多彩なレトルトシリーズ(明治製菓)

カレー市場
 群雄割拠のカレー界ですが、あえて“双璧”を挙げるならば「ハウス」と「ヱスビー」。これが“三役”となると「グリコ」。…それでは“四天王”はどうか?
 私は「明治製菓」を加えます。レトロな魅力のある「キンケイ」をはじめ、近年は「銀座洋食」シリーズで意欲作を次々と発表。「ダブルカリーの素」では、炒めたカレーご飯にレトルトカレーをかけるという斬新な製品を世に問うています。

 そして、またしても明治はやってくれました。今回試食した「カレー市場」は、さまざまな種類のレトルトカレーを、内容量を一般的な製品の半分に抑え、安価に提供するというユニークなシリーズ。内容量を少なくすれば、万人向きでない個性的な製品でも発売できるという訳です。


 コンビニの店頭には常時5種類程度が並んでおり、私は「キーマカレー」「ナスとチキンのインドカリー」「タイ風レッドカレー」を試食しました。いずれも内容量90~100グラムで、価格も平均より安めです。

 最初に食べたのは「キーマ」。挽き肉入りの赤いカレーはミートソースのようですが、味も見た目どおり。ピリ辛感はあるものの、カレーの風味とは程遠い。ミートソースとしては悪くないので、いっそスパゲティにかけるべきでしょう。
 続いて「ナスとチキン」。サラサラとしてスパイシーなインド風で、トマトのさわやかな酸味が特徴的です。具のナスや鶏肉は全体量に比べて大きく、食べ応えがありました。レトルトカレーの水準はクリアしていると思います。
 最後に「タイ風レッド」を食べました。普通のレトルト製品でも珍しいタイ風の本格派。鶏肉やタケノコなど具沢山で、かなりの辛口でしたが、甘味と酸味のバランスが良くてうまかった。試食した3品の中ではダントツの出来でした。

 それぞれに特徴が出ていて楽しめました。種類が豊富なうえ、質も決して悪くはない。複数の製品をブレンドして独自のカレーを作り出す“通”もいると聞きます。今後も、シリーズの種類をどんどん増やしていってほしいものです。