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ミールスを手で食べる

「グルジリ」で南インド料理を満喫

「グルジリ」のミールス
 「グルジリ」という活動があります。南インドの料理・ミールスを食べる集会のことで、これまで全国各地で行われてきました。
 料理を作るのは、ヌマジリさん(N-jiriさん/怪しいおじさん)という埼玉県の男性。仕事で南インドに滞在していた時にミールスの素晴らしさを知り、帰国後に食事会を開催。評判が広がって、各地のカレー者から“招致運動”が。それに応えてヌマジリさんは、ボランティアの出張料理人として、足を運んでおられます。

 この「グルジリ」が今年、とうとう九州に“上陸”し、福岡と佐賀で開かれました。そして、「グルジリ熊本」実現へ。


 ですが、実は2002年、熊本の天竺堂宅で「グルジリ」が開かれています。当時は、ヌマジリさんを招く余裕がなく、食材や半調理品を送ってもらい、ヌマジリさんのレシピを見ながら私がミールスを作り、地元で振る舞ったのです。あれが、熊本初の「グルジリ」と言えるでしょう。

 そのヌマジリさんご本人の「グルジリ」です。行かないでは済ませられません。
 会場の、熊本市にある健軍文化センターに出かけました。昼夜2部に分かれ、私は昼の部に参加。老若男女30人ほどが集まっていました。

 皿代わりのバナナリーフに、パラリとしたインディカ米のご飯が盛られ、豆製ドーナツのワダと、薄い揚げせんべいパパダム、ココナッツのチャットニー(ディップ)が添えられました。続いて、野菜を煮たサンバー、野菜を炒めたトーレン、野菜スープのラッサム、豆スープのダール、小麦の練り物ウップマが次々と登場。いずれもベジタリアン向けではありますが、たいそう豪華な印象。ですが、ヌマジリさんによると、南インドでは家庭料理と外食料理の差は小さいとのこと。
「グルジリ熊本」昼の部
 会場にはスプーンも用意してありましたが、、ここは正式に手で食べたいところ。カレーを手で食べるのは初めてで、少々緊張しました。

 以前のオフ会で、ミールスは一品一品を個別に食べるより、適度に混ぜながら食べた方が格段においしい…と経験していたので、ご飯の上にサンバーやラッサムを少しずつかけ、右手の指でクチャクチャと混ぜ、口に運びました。うまい。野菜の自然な甘味に、鮮烈な酸味や、ジンワリとしたスパイスの刺激が重なり、何とも奥深い味わい。煮こぼしながら炊いてあるインディカ米は、デンプン質が抜けて軽い感じ。いくらでも食べられます。野菜だけとは思えないコクとボリューム感もあり、ミールスを食べ続けるなら、肉なんか欲しくなくなりそう。

 また、手で食べることによって、触感もおいしさのうちであると、改めて気付かされました。むろん、食べ方にコツはあって、人差し指と中指と薬指の上に食物を集め、それを親指で口へ押し込むそうです。考えながら手を動かしても、なかなかうまくはいかず、手のひらがご飯粒だらけに。それでも楽しくて、テーブルの他の人たちと「ほぐれた寿司だと思えば、どってことないですね~」などと笑い合ったりして。

 ヌマジリさんは明朗闊達で、風貌も物腰も、芸能リポーターの梨本勝を彷彿とさせる人物。寒いオヤジギャクとともに、よく通る声で、料理の説明などをなさっていました。全国を行脚するパワフルさに脱帽です。

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