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阿蘇大麦カレー〔冬野菜編〕

産学官連携のおいしさ(JA阿蘇 × 熊本県立大)
阿蘇大麦カレー〔冬野菜編〕:パッケージ
 熊本県の阿蘇地方。ここの農産物と聞いて、県民の私がパッと思い浮かぶのは、牛肉や乳製品、高菜などでしょうか。
 ですが、それは私が無知というだけ。実際は、他にもさまざまな作物が穫れる、実り豊かな土地なのです。

 今回試食した「阿蘇大麦カレー〔冬野菜編〕」は、そんな阿蘇地方の農産物を活用したレトルト製品です。


 パッケージ裏面の説明などによると、これは熊本県「くまもと里モンプロジェクト」と文部科学省「地(知)の拠点整備事業」の補助を受けて開発された製品とのこと。JA阿蘇の大麦やサツマイモ、サトイモ、シイタケ、ホウレンソウ、豚肉などの農産物を使い、熊本県立大学健康科学科が考案したレシピを基に作られているそうです。まさに産学官連携のカレーですね。

 1食180グラム。製造は広島県にある池田糖化工業。

 温めてご飯にかけたカレーは、くすんだ黄土色で、適度なトロみが。具だくさんな印象で、根菜類や豚肉らしい1~1.5センチ程度の小塊がコロコロ。黒っぽく見える葉物はホウレンソウと思われます。
阿蘇大麦カレー〔冬野菜編〕:実物
 丁寧な作りのポークカレー。素材が活かされた穏やかな旨味と、なめらかで上品な舌触りが印象的です。スパイスの刺激は、表示どおりの「中辛」でしょう。
 多彩な具材は、大きさがほぼそろっており、“主役”として突出しているものはありません。ですが、カレーとしてのまとまりが良いせいか、ガメ煮やのっぺい汁、豚汁などにも通じる、素材全体から生み出されるにぎやかなおいしさを感じました。

 このカレー、実は非売品。たまたま今回いただくことができました。阿蘇地方の良いPRになる製品なので、いずれ市販してほしいものです。
 「冬野菜編」があるということは、「夏野菜編」も作られるのでしょう。そっちも食べてみたいなぁ…。