直虎カレー | カレーの穴 curry-no-ana.com

直虎カレー

“大河”のカレーは具だくさん(システック)
直虎カレー:パッケージ
 2017年のNHK大河ドラマは「おんな城主 直虎」。
 戦国時代の遠州で、女性でありながらも領主として采配を振るい、井伊家を存続させた…などと評される、傑物の物語です。

 毎年、ドラマの舞台となる地域では、観光関係のPRが盛んになります。今回試食した「直虎カレー」は、そんな盛り上がりの中で生まれたレトルト製品です。


 カレーとして「どのあたりが“直虎的”なのか?」が気になるところ。薬膳料理が応用されているらしいのですが、パッケージの説明は「僧侶として次郎法師を名乗った直虎公にあやかり、精進料理にも使われる根菜類をはじめ野菜を中心とした食材を使用。また、戦国時代、出陣の際に士気をあげるために特別に肉を食べたという史実から、野趣あふれる『鹿肉』を採用」「トッピングには、直虎公も食べたであろう戦陣食の胡桃や、松の実、干し葡萄をプラス」などなど。凝った“理由付け”がうかがえます。

 販売は、かつての直虎の出身地である静岡県浜松市のシステック。1食200グラムです。
直虎カレー:実物
 温めてご飯にかけたカレーは、ゆるめの黄土色。野菜などが細かく刻まれて入っているのが分かります。ニンジンや松の実らしい具材が認められるけれど、パッと見はキーマカレーのようです。

 優しい味わいのカレーです。薄い塩味が、具材の滋味を引き立てていました。スパイスの刺激は、中辛よりも弱めでしょう。深くて複雑な味わいの中に、かすかに漢方薬っぽいクセが感じられます。
 刻まれた具材の形が残っているので、見た目からはザクザクした食感にも思えます。しかし、すべて煮込まれて軟らかくなっており、口の中でホロホロと崩れました。

 個々の具材については判然としなかったのですが、全体的に盛りだくさんな印象。このあたりが、女性で戦国領主で僧侶でもあったという直虎を表現していると言えなくもありませんね。